親知らずの正式名称は第3大臼歯であり、前から数えて8番目の一番奥に位置する歯で、上下左右の計4本あります。現代人は顎が小さくなり親知らずが歯列の中に収まらず、横向きや斜めに生えてくることが多く、様々なトラブルの原因となる場合があります。
親知らずの周りの歯肉に汚れがたまると歯肉炎を起こし、腫れや痛みが出てきます。ひどくなると物を飲み込むときも痛かったり、口が開きにくくなったりすることもあります。
親知らずは歯ブラシが届きにくく磨き残しが多いため虫歯になりやすいです。親知らずだけでなく手前の歯まで虫歯になってしまうと非常にもったいないです。私(院長)もまだ学生の頃、親知らずのせいで手前の歯が虫歯になり神経を抜いた経験があります。
横向きに生えている親知らずが手前の歯を押すことで歯列不正の原因になることもあります。特に矯正後の後戻りの原因になる場合もありますので、矯正治療前には親知らずを抜歯することをお勧めします。
親知らずが原因で含歯性嚢胞などの病変ができることがあります。
抜歯はいつでも可能ですが、若ければ若いうちのほうがメリットは多いです。
また、女性は妊娠時にホルモンの関係で妊娠性歯肉炎になりやすくなります。特に親知らずは汚れが溜まり、炎症を起こしやすいです。妊娠中の抗生剤や鎮痛薬の服用はなるべく避けたいので、妊娠前に早めに抜いたほうが良いでしょう。
抜歯の難易度 | 低 |
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抜歯にかかる時間 | 1分~5分 |
抜歯の費用 | 初診料約 2,500円 処置代約 1,000円 薬代代約 約300円 合計代約約3,800円 |
抜歯の難易度 | 中 |
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抜歯にかかる時間 | 10分~20分 |
抜歯の費用 | 初診料約 2,500円 処置代約 1,600円 薬代代約 約300円 合計代約約4,400円 |
抜歯の難易度 | 高 |
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抜歯にかかる時間 | 20分~30分 |
抜歯の費用 | 初診料約 2,500円 処置代約 3,800円 薬代代約 約300円 合計代約約6,600円 |
抜歯後の注意点として、腫れや痛みだけでなく合併症も起こる可能性があります。抜歯後の起こり得る合併症を紹介します。
抜歯後の傷口が、かさぶたとしての血の塊で十分に覆われないことによって骨がむき出しになってしまっている状態のことです。ドライソケットになってしまうと非常に痛みます。かさぶたが流れてしまわないように術後はなるべくうがいを強くしないようにしてください。1番頻度は高いです。
下顎の親知らずは下歯槽神経に近い場合があり、抜歯時に損傷してしまうと麻痺が起きます。感覚神経ですので口を動かしたり喋ったりすることは問題ありませんが、知覚鈍麻や痺れ感が続きます。CT等でしっかり位置を確認し、気を付けて抜歯すればほとんど起きません。
上顎の親知らずは上顎洞に突き抜けていることがあり、抜歯すると上顎洞底に穴が開く場合があります。自然に閉鎖しない場合は閉鎖術を追加で行う場合が稀にあります。解剖学的な問題のため、誰が抜歯しても起こるときは起きます。
お電話でもWEBからでもご予約可能です。
口腔内検査やレントゲン検査を行います。
また、抜歯を行うにあたり患者様の不安を少しでも取り除くために、しっかりとご説明をし、質問に対しても丁寧にお答えします。
できるだけ体調を整えてご来院ください。
後日、消毒と抜糸を行います。
※初診当日の抜歯も承っております。予約時に「当日抜歯希望」とお伝えください。
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大神宮デンタルクリニック 親知らず専門ガイド
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